604ドリアンを食す@ペナン島バリクプラウ

604ドリアンを食す@ペナン島バリクプラウ

ドリアンツアー2025 春編3日目、今回はドリアンの聖地バリクプラウでドリアンを巡っていく。

ちなみに今回訪れたバリクプラウ地域へのアクセス方法については別途記事にする予定である。

一店舗目に訪れたのはこちら。
Durian Tree House

Durian Tree House 榴莲莊 · 300 Mukim, Mukim 2, Jalan Teluk Bahang, 11010 Balik Pulau, Penang, マレーシア
★★★★☆ · 農場

こちらはドリアン農場に併設されたドリアン店であり、まさに産地でドリアンを食べることができる素晴らしい場所である。

今まで木になっている状態のドリアンの見たことがなかったため、大興奮。

思っていたより実の密集度が高い。

眺めているだけでも楽しい。
こんな大きな実が木からぶら下がって結実するなんて、日本の樹木では見られない光景である。


さて、そんなドリアンファームでいただくことにしたのはこちら。
604ドリアンである。
0.8kgで16MYRの玉。
店員さんに小さい玉が欲しいんだと頼んだら、裏の在庫から探してきてくれた。
大感謝。

ブランド名: 604/D604
品種番号: D166
日本語読み: 604

珍しいことに数字だけで構成された名前のドリアンである。
非常に間際わしいのが、604ドリアンはD604の名称でも流通している。
Dという名称はあたかも品種番号のように思えるかもしれないが、604ドリアンの品種番号はD166である。
ちなみに、他にも間際らしい名称のドリアンとして600, 700などの品種がD600, D700として流通しているが、こちらも通称であって品種番号ではない。
現在マレーシアのドリアン登録品種は230種類程度なので、この数字を大きく超えてDの名前が冠されたドリアンは、あくまで品種番号ではなく通称であることを覚えておくと分かりやすいだろう。

なお、604ドリアンはD197ムサンキングとD24 スルタンのハイブリッド品種という情報を見かけたが、本当だろうか?
D197が品種登録されたのは1993年、604はその6年前の1987年である。
詳しい方がいたら、ぜひお教えいただきたい。

開封の儀
間違えて店員さんのドリアンTシャツにピントがあってしまった笑

\ドンっ/
美味しそう!

お店からの眺望があまりにも素晴らしかったため、ドリアンを手に持ってパシャリ。
まるでイケイケのインスタグラマーのようではなかろうか。


そんな604ドリアンのお味は、、、

美味い!
適度なねっとり、クリーミーな食感!
苦みはそこそこ、前日に食べたクンポードリアンほどではない。
甘さも適度で、バランスが取れている。
薄皮はしっかり付いているタイプ。
クリーミーな中身を味わいつつ、表面の薄皮の食感が湯葉みたいで美味い。
604ドリアン、かなりお気に入りだ。

0.8kgの玉で食べやすかったため、あっという間に完食。
店舗からの素晴らしい眺望を満喫。

と思ったら、店員さんがフリードリアンをくださった。
品種なし=ドリアンカンポンである。


ねっとりクリーミーな604を食べた後だと、かなりあっさり薄味に感じる。
よく言えば、さっぱり食べやすい。
表面の薄皮に皺がないため、かなり若い木だろうか?
しかし、どんな品種も元々はドリアンカンポンなので、この木も将来は大成するかもしれない。


次回も引き続き、バリクプラウのドリアン農園巡りをお届けする。