ブラックパール ドリアンを食す@ジョホールバル

ドリアンツアー2025夏編、前回に引き続き2日目のジョホールバル。
昼過ぎに美味しいD17コーヒードリアンに出会えたが、もちろんまだまだ新しいドリアンを探して歩き回る。
この日のジョホールバルは朝から天気が安定せず時折強めの雨が降るという街歩きには不向きな天気であったが、街にドリアンがあるとなれば話は別だ。
D17を食べたKSL City Mallから、Google Mapで調べていたこちらのお店を訪れるべく歩く。
途中にロードサイドで3店舗ほどドリアン店を発見。
場所はこのあたり。


後でまた寄るかもしれないので、在庫と価格の確認だけしておく。


不安定な天気でやけにひんやりした風に吹かれながら、マレーシアあるあるの歩道がない道路を15分ほど歩く。

がしかし、残念ながら当初の目的地にしていたドリアン店は閉まっていた。
Google Map上では開店中だったのだが、この記事を執筆している際に再度見ると臨時休業中となっているので、Google Mapの反映が遅かったのかもしれない。
というわけで、先ほどのロードサイドの店でドリアンを食べることに。
こちらのお店には、前から気になっていたブラックパール(黑珍珠)ドリアンが置かれていた。
ブラックパールは登録品種ではなく、流通名は他に太原(Tai Yuan)などで出回っている。
ちなみにブラックパールというと映画パイレーツ・オブ・カリビアンの海賊船を思い出してしまうのだが、なんとドリアンにはジャック・スパロウという品種も存在する。
いつかブラックパールドリアンとジャック・スパロウドリアンを並べて味わってみたいのだが、残念ながらジャック・スパロウドリアンには未だ出会えていない。

昼にコーヒードリアンを食べてからあまり時間が経っていないので、小さめ玉を選ぶ。

\ドンっ/

綺麗な黄色の房だが、そんなことより私はこの房の表面の張りが気になる。
この感じはどこかで見たことがある。
そう、ベトナムの回で紹介した早採り+追熟のドリアンだ。

ここで購入したブラックソーンも、マレーシアの完熟ドリアンや、タイの早熟ひび割れドリアンとは違った独特の皮の張りをしていた。
さて、このブラックパールの味は、、、
ん〜。
甘さは標準的だ。
苦みは全く無し。
結構ねっちりしており、実の水分少なめだ。
甘みの種類が、少し変わっているように感じる。
風味は青臭いわけではないが、どことなく草っぽい香りがする。
食べていると脳裏にうっすらと草むらが浮かんでくる。
皮の張り然り、水分が少なくねっちりした食感然り、ベトナムで食べた追熟のマレーシア品種と非常に似通っている。
意図的な早採りなのか木から早く落ちてしまった個体かは分からないが、追熟であることは間違いなさそうだ。
少なくとも追熟である以上、残念ながらブラックパールドリアンの本来の味が分からない結果となってしまった。
またどこかで遭遇した際に、再チャレンジしてみたい。