追熟型ベトナム産ブラックソーンを食す@ホーチミン

追熟型ベトナム産ブラックソーンを食す@ホーチミン

前回に引き続き、ホーチミンで出会ったドリアンについて紹介する。
ホーチミン最終日の夜、せっかくならベトナム品種のドリアンを食べたいと探し回っていたのだが、熟した個体がなかなか見つからず断念。

だからと言ってドリアンを食べないという選択肢はない。
そこで、前回紹介した猫山王を購入したスーパーでベトナム産ブラックソーンを購入し、今回の旅の締めとすることにした。

Farmers Market - Hai Bà Trưng · 104 Hai Bà Trưng, Bến Nghé, Quận 1, Hồ Chí Minh 700000 ベトナム
★★★★☆ · スーパーマーケット

価格は猫山王が339,000VND/kgに対してブラックソーン439,000VND/kg。
日本円でおおよそ2479円、約70マレーシアリンギットなのでベトナム産といえど安いわけではない。
むしろ現地のローカルフードで200円程度で1食食べられることを考えれば、かなり高い。

ベトナム産だからといって、当然ながら見た目は至って普通のブラックソーンだ。

ブラックソーンの特徴であるお尻の窪みも同じ。

今回選んだ球は1.045kg。
ブラックソーンはかなり小ぶりな品種のため、一人で食べるにはもってこいなのが嬉しいところだ。

\ドンっ/
鮮やかな濃いめの黄色が美しい。
薄皮の皺がなく、少し熟し不足な気もするが大丈夫だろうか。

購入したスーパーの店内では食べることができないので、パック詰めしてもらい近くの公園まで移動して食べることに。
(写真の色味がおかしいのは、近くにあった大型のLED看板の光のせい)

ベトナムの不便なところはドリアンをその場で食べれる店がなく、在住者でない限りは外の公園などで食べざるを得ない点だ。
そしてドリアンは匂いが強く、夜の公園などで食べると招かれざる大量の虫が寄ってくるので注意が必要だ。

さて、気になる追熟型のベトナム産ブラックソーンの味は、、、

美味い!!!
甘みはやはり完熟栽培には劣るが、ベトナム品種より濃厚だ。
苦味はほとんど無い。
芋のような強めのねっちりした食感の猫山王と比べて、ブラックソーンは滑らかで食べやすく、口の水分が持っていかれないため個人的に好きだ。

前回と今回で、完熟してからの収穫でははなく、早く収穫してから追熟されたマレーシア品種を食べてみた。
どちらも完熟には若干劣るものの、十分美味しく食べられることが判明した。
最近は日本にもベトナム産猫山王なども入ってきているようなので、ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。