完熟型ガンヤオを食す@コタキナバル

完熟型ガンヤオを食す@コタキナバル

ドリアンツアー2025夏編、5日目の夜。

この日はドリアンストリートではお目当てのドリアンが見つからず、下調べで訪れた際に気になっていたこちらのお店を訪れてみた。

Kinabalu Durian 126, 沙巴榴莲专卖店

Kinabalu Durian 126 PLT · Lot 6 Block M Kompleks Sinsuran, Jln Tun Fuad Stephens, Sinsuran, 88000 Kota Kinabalu, Sabah, マレーシア
★★★★★ · フルーツ卸売業者

下調べでこの店に目をつけていた理由は、商品ラベルにD158ガンヤオを見つけたからである。

ガンヤオは言わずと知れたタイの有名品種で、モントーンより濃厚な味の高級品種として人気がある。
以前バンコクを訪れた際にもガンヤオを食べているが、残念ながらこの時は思っていたより味が薄かった。
ご存知の通りタイとマレーシアでは収穫方法が異なるため、マレーシア流の収穫方法で採れた完熟ガンヤオはまた違った味わいを楽しめるのではと期待を込めてオーダーしてみる。

ガンヤオ ドリアンを食す@バンコク
前回に引き続きバンコク、オートーコー市場でドリアンを食べる。 今回紹介するのは、前回の記事の写真に写っていたもう一つのドリアン。 タイにおける高級品種、ガンヤオ。 前回の記事はこちら モントーン ドリアンを食す@バンコク今回から数回にわたって新企画 ドリアンツアー2025 春編をお届けする。 なお、ドリアンツアーといっても一人で好き勝手に食べ歩いているだけである。 この記事の執筆もドリアンツアーの最中で、食べ過ぎて苦しくなったお腹休みの合間を有効活用している。 さて、今回のツアー1か国目は念願のタイ、バンコクを訪れた。 なぜ念願かというと、実はタイ現地でタイ品種のドリアンを食べたことがなかったからである。 以前に紹介したように香港でモントーンを食べたり モントーンドリアンを食す@香港これは少し遡って2024年6月に香港を訪れた際の記録。 ここ数年中国でドリアンの人気が加熱しており、つい先日もマレーシアからの直輸入便の運行が始まったなどのニュースがあった。 案の定、香港の果物屋でも容易にドリアンを見つけることができた。 売っていたのはMonthong(モントーン)というタイの品種。


コタキナバルはマレー半島側と比べてドリアンが高いせいもあり、68MYR/kgとお高め。
タイのガンヤオと比べるとさらにお高い。

\ドンっ/
ガンヤオは外観からもわかるように綺麗な丸に近い身の形をしているため、小さな玉でも可食部が多いのが嬉しい。

さて、期待の完熟型ガンヤオのお味は、、、

美味い!!
甘みは決して強い方ではないが、食べ続けても飽きなそうな上品な甘みだ。
タイではドリアンの苦味があまり好まれないこともあり、完熟であってもガンヤオは苦味が殆ど感じられない。
食感は滑らか。
水分は少なめだが、粘度が高すぎないからか口にまとわりつかず食べやすい。
薄皮はかなり薄く、食べていて殆ど存在を感じないタイプ。

正直なところ、タイ産ガンヤオと比べると個人的にはマレーシア産ガンヤオの方が味がしっかりしていて好みだ。

タイとマレーシアで共通して栽培されている品種は多く無いため、同じ品種を違う収穫方法で食べられるというのは貴重な機会だ。
マレーシア産ガンヤオ、見かけたらぜひ手に取ってみていただきたい。