Ri6 ドリアンを食す@ホーチミン

Ri6 ドリアンを食す@ホーチミン

前回のバンコク、ペナン、クアラルンプールを巡ったドリアンツアーから1ヶ月が経った頃。
次にドリアンを食べれるのは夏休みにまた海外へ行った時だろうと思っていたのだが、無性にドリアンが食べたくなったので航空券を眺める。

タイ、マレーシア以外でこの時期にドリアンが旬なのはベトナム、フィリピンだ。
フィリピンはダバオがドリアンで有名だが日本から直行便が無く、週末に行くには少し不便。
ということで、まだドリアンを現地で食べたことがないベトナム、ホーチミンへ向かうことにした。

ホーチミン自体は二度目であるが、以前来た際はドリアンを見かけた記憶はあるものの、そこまで興味もなく食べずにスルーしていた。
しかし今回は違う、ドリアンを食べるためにホーチミンへと向かうのである。


さて、世間的にはドリアンといえばマレーシア、タイが2大産地があるが、ベトナムもタイと同様に輸出産業としてドリアンの生産が盛んである。
また各国同様にベトナムにも独自の品種がある。
今回紹介するのはベトナムの代表品種であるRi6。
タイのモントーン、マレーシアの猫山王のように、ベトナムといえばRi6だ。
ベトナムで最初に食べるならこの品種で決まりだろう。
ちなみに読み方はリーサウといった感じで発音すると現地の人に通じる。

今回訪れたお店はこちら。
NNT Food

NNT Food | Chuyên Sầu riêng chuẩn xuất khẩu · 77B Huỳnh Tịnh Của, Phường Võ Thị Sáu, Quận 3, Hồ Chí Minh, ベトナム
★★★★★ · 果実卸売業者


このお店は永厳寺やタンディン市場から歩ける距離にあるので、これらの観光地のついでに寄るのがおすすめ。

この日に扱っていたのは猫山王とRi6。
猫山王は1玉売りだが、Ri6はパック入りと1玉の両方で売られていた。


初めて食べるベトナム品種のドリアンを1玉買うのは日和ったため、550円のパック入りを購入。
安すぎないか!?

ブランド名: Ri6
品種番号: なし
日本語読み: リーサウ、リーシックス


ベトナムはタイと同じく早獲りで追熟させる収穫方法だが、Ri6はかなり鮮やかな黄色だ。
房の皺の具合も追熟ではなく完熟と思えるほど、いい状態だ。
さて、初めてのベトナム品種ドリアンの気になるお味は、、、

美味い!!!
以前タイで食べたドリアンであまり美味しいものがなかったため、マレーシア品種以外は信用しない人間になってしまっていた。
しかしRi6はそんな心配をあっさり晴らしてくれた。
ねっとりした食感。
甘味もしっかりしている。
苦味はほとんどないタイプ。
口触りはかなり滑らか。
薄皮はほぼ無い。
種は大きめだが、値段を考えると問題ない。
ドリアンにはフルーティーな香りのする品種や、アルコールのような香りがする品種など色々あるが、Ri6はナッツや木の実のような香りがする。
個人的には好きなタイプの香りだ。

総評するとRi6はかなり良い。
あの量で550円という値段を考えると尚更だ。
初めてベトナム品種を食べたが、マレーシアで人気が中位程度の品種と渡り合える実力があると思う。
タイで食べたどの品種よりも明らかに美味しい。

一般的にドリアンを食べに行くとなるとマレーシアかタイの2択で扱われることも多いが、Ri6を主要品種として持つベトナムもかなりオススメだ。
ベトナムの政府観光局はもっとドリアンツーリズムを推し進めては如何だろうか。

今回の訪問で出会えたベトナム品種は順次紹介していく予定なので、またご一読いただけたら幸いだ。