野生種×商用種のハイブリッドドリアン スルックキングを味わう@クチン
ドリアンツアー2025冬編3日目の昼。
クチンでは種類の取り扱いが豊富なドリアン専門店を他に見つけることができず、前回紹介したこちらのお店を再訪。
今回は非常に大きな出会いがあった。
それがこちらである。

見た目は以前紹介したDurio graveolensとそっくりだ。
コタキナバルで食べたのは黄色のgraveolensだったが、こちらはオレンジ色とのこと。

そして、Suluk Kingという初めて目にする名前がついている。
調べてみると、Suluk KingはDurio graveolens(通称Durian Dalit)とDurio zibethinus(一般的に売られているドリアン)のハイブリッド種とのことだ。
こんな見た目なのにハイブリッドなのか?
となると、実は前に黄色のDurio graveolensとして紹介したドリアンも、実はこのハブリッド種なのではという疑念が浮かぶ。
こちらがSuluk King。

明るいコントラストの黄緑の外皮も、細くて円錐をした棘の形も、商業品種のドリアンとはかけ離れている。

開けてもらうと、鮮やかなオレンジの房がお目見えする。
商業品種のドリアンにもBlack Thornなど鮮やかな色の品種は存在するが、こちらはそれを上回っている。
\ドンっ/
色が薄めの外皮と濃い色の果肉のコントラストが独特な雰囲気を放つ。

さて、初めて口にするハイブリッド種 Suluk Kingのお味は、、、
美味い!!!
味はコタキナバルで食べた黄色いDurio graveolensと思われるドリアンとそっくりだ。
まるでカスタードクリームのような味わいで、通常のドリアンとは一線を画す。
香りも通常のドリアンとは異なり、硫黄系の香りはしない。
食感は非常にねっとりとしている。

黄色いDurio graveolensと比べると、少しだけ甘みは薄く、口触りの滑らかさはない。
種が非常に大きいのは黄色いDurio graveolensと共通している。
果肉の中に種があるというより、種の周りについている果肉を食べるという感覚が近いだろう。
また、硬い部分が多くこの個体は少し未熟であった。
ちなみに、Suluk Kingの未熟な部分が多かったからか、店員さんがおまけのドリアンを付けてくれた。

おまけはD198 Golden Phoenix。
かなりメジャーな品種だが今まで食べた事がなく初体験。
当然ながらSuluk KingとGolden Phoenixを食べ比べると全然違う。
もはや全く異なるフルーツのように感じる。

少し汚い写真で申し訳ないが、並べると房の色は一目瞭然。

外皮を比較すると、色も形状も全く異なる。
結果としてSuluk Kingは非常に美味しく大満足だったのだが、以前にコタキナバルで食べた黄色のDurio graveolensと思い込んでいたドリアンが、実はハイブリッド種なのではないかという疑念が浮かんでしまった。
その答えが数日後に判明することになるので、別途紹介したい。
Suluk King、クチンなど限られた地域でしか出回っていない品種ではあるが、商業品種のドリアンとは一線を画す風味を持つドリアンであり非常におすすめだ。
見かけたらMust-buyである。
