野生種×商用種のハイブリッドドリアン テノムビューティーを味わう@コタキナバル
ドリアンツアー2025冬編6日目の夕方。
この日は2025年の大晦日、長かったような短かったような2025年ももうすぐ終わる。
大晦日なので財布を気にせず好きなだけドリアンを食べようと思い、ドリアンナイトマーケットが設営されはじめた時間に即向かう。
すると、早速素晴らしいドリアンに遭遇。

一見すると赤色のDurio graveolensだが、どうみてもサイズが大きい。
しかも、通常のDurio graveolensとは異なり球の形が若干縦に細長い。
割って置いてあるサンプルの房の形もDurio graveolensより一般的なドリアンに近い形をしている。
店員に早速話を聞いてみるが、Jungle Durian(野生種ドリアンの通称)と答える。
これはハイブリッドだろうと聞いても、ハイブリッドではないと答える。
気になって味を聞いてみる。
もし純粋な赤色Durio graveolensなら無味無臭と答えるはずだが、どうにも味は甘いと言うではないか。
これは明らかに商用種ドリアンDurio zibethinusと野生種Durio graveolensのハイブリッドだ。
つまり、以前に紹介したクチンで食べたSuluk Kingと同じだ。
クチンで食べたものはオレンジ色のDurio graveolensとのハイブリッドだったが、Suluk Kingという通称には色の縛りはないらしく、つまりここに置いているのはその赤色版ではないかと予想した。
色々言っても店員はハイブリッドではないJungle Durianだと答えるので、そのまま購入することに。
値段を記録し忘れたが、25MYR/kgなど他の野生種同様の価格だったと思う。

\ドンっ/
綺麗な赤い房がお目見え。
以前に紹介した純粋なDurio graveolensと比べると、房はより細長く、色は若干淡い色をしているのが分かる。

さて、この赤色の謎のドリアンの味は、、、

ん〜。
うっすら甘みを感じる。
しかし苦味はないし、香りもしない。
純粋な赤色Durio graveolensよりは多少水分感がある。
全く甘味がない純粋な赤色Durio graveolensと比べれば食べやすいが、正直なところドリアンとしては美味しくはない。
ここで店員を再度問い詰めてみる。
純粋な赤色Durio graveolensは甘くないのに、なぜこれは甘味があるのか?
前に純粋な赤色Durio graveolensを食べたが、これは味が違うではないかと。
するとあっさり、これはTenom beautyだと答えた。
初めて聞く名前だが、調べてみると商用種Durio zibethinusの何かしらの品種とDurio graveolensの赤色を掛け合わせた品種で、コタキナバルで出回っているものらしい。
Suluk Kingにも赤色が存在するらしいが、それとの違いは不明。
以前紹介したSuluk King(オレンジ色)や、Suluk King(黄色)は絶賛の美味しさだったことに比べると、このTenom beautyは圧倒的に味が劣る。
やはり赤色Durio graveolensの無味無臭というハンデが大きいのだろう。
ただ、色が違えど種が大きく可食部が少ない点は共通している。
純粋な赤色Durio graveolensが食べずらいことこの上ないドリアンであることを考えれば、このTenom beautyはまだ若干の甘みや水分があるため食べやすいだろう。
もし赤色のドリアンを買ってみたいけど無味無臭は嫌だ、そんな方におすすめかもしれない。