キングオブキングス ドリアンの正体を見た@シンガポール チャイナタウン
シンガポール滞在2日目の夜🇸🇬
この日は夜にフォート・カニング・パークを散歩。


雨上がりのさっぱりした夜風が非常に心地よい。
フォートカニングを散策し終えたその足で、チャイナタウンまで歩いてみることにした。
何か目的があったわけではないが、チャイナタウン周辺は飲食店も豊富にあり、チキンライスで有名なマクスウェルフードセンターもあり、何よりドリアンを観察(?)することができる。
そしてこの日は以前より抱えていたモヤモヤを解決する出会いがあった。
それがこちら。

皇中皇, King of Kingsドリアンだ。(王中王, King of Kingなど複数表記あり)
キングオブキングスについては以前にも記事にしているが、このドリアンは非常に曖昧な名称で売られている厄介なドリアンだ。

シンガポールで売られているドリアンは殆どがマレーシア、一部はタイから輸入されたものだが、その産地であるマレーシアにはキングオブキングスという品種のドリアンは存在しない。
時々、猫山王の高級ブランディングとして同様の名前をつけて売っている例があるが、シンガポールで売られているキングオブキングスは決して猫山王ではない。
つまり、マレーシアでは本来の名前で売られている何かしらの品種を、シンガポールの流通業者がキングオブキングスとして売っているわけだ。
自分は今までパック売りの状態でしか遭遇していなかったため、このドリアンが何の品種なのか知る由もなかった。
しかし今回、パックではなく果実としてのキングオブキングスに遭遇することができたのだ。
早速、手に取って観察してみる。(店員さんに許可済み)


全体的に丸っぽいが、果肉に沿って少し窪んだ実の形をしている。
お尻側が窪んでおり小さなヘタが付いており、うっすらと縦方向の茶色い線が見える。
この特徴を持ったドリアンを知っている。
そう、以前に紹介したD99 クラドゥムトーンドリアンにそっくりだ。

近しい特徴を持つドリアンといえば黑刺も有名どころだが、黑刺は果肉に沿った窪みがここまで大きくないし茶色い縦線も殆ど見えない。
何より、高値で売れる黑刺をあえて安価に偽るメリットは一切ない。
これらの特徴を持つドリアンは他に聞いたことがなく、仮にマイナーな品種で似た特徴を持つものがあっても、流通の関係からシンガポールで大量に売られているとは考えにくい。
もちろん正体が気になったので店員さんに聞いてみるが、あまりはっきりした回答を得られない。
「マレーシア産ドリアンでタイ産ではない」「Dコードはない」とは言っているが、クラドゥムトーンかどうか聞いても答えは得られなかった。
しかし、少なくともこの時に出会ったキングオブキングスの正体は上記の特徴からクラドゥムトーンでほぼ間違いないのではと推測する。
今まで自分の中で全く存在が分からずモヤモヤしていたキングオブキングス、ようやく少しだけ正体が見えたのは今後の買う際の安心材料かもしれない。
もちろん、時と場所が違えば他の品種のドリアンをキングオブキングスとして売っている可能性もあるため要注意だ。
クラドゥムトーン自体は以前紹介した通り美味しいドリアンであるし、何より下の記事の通り正体を知らずにキングオブキングスを食べた時には個人的には好評を下している。
決して全くの紛い物ではないこのドリアン、シンガポールで出会ったらぜひ試してみてはいかがだろうか。



