ロンラップレー ドリアンを味わう@バンコク

ロンラップレー ドリアンを味わう@バンコク


前回のプアンマニードリアンに引き続き、オートーコー市場でのドリアン探訪。

市場の入り口〜中央付近にある切り売りのドリアン店は珍しい品種を扱っていなかったため、端から端まで念入りにドリアンをチェックしていると、、、

ロンラップレードリアンに初遭遇!

ロンラップレーはタイでは高級品種として扱われているドリアンだ。
タイ北部のウッタラディット県ラップレー郡で栽培されているドリアンで、50年ほど前にウッタラディットで開催されたドリアンコンテストで優勝したことから名を馳せるようになった。
あまり生産量が多くなく、また生産地域がバンコクからは遠いことからも流通量は少ないと思われる。
もちろんこちらもウッタラディット産。

ちなみに、似た名前のドリアンにリンラップレーが存在し、こちちらも同じ産地のラップレーで栽培されるドリアンだ。
"ロン"ラップレーと"リン"ラップレーの名前はこの品種を栽培した農家の方の名前ロンさんとリンさんに由来する。

なお、昨年バンコクを訪れた際はリンラップレーに遭遇している。

リンラップレー ドリアンを食す@バンコク
今回もオートーコー市場からお届けする。 前回紹介したノックラチップを購入したお店で、他に見つけた品種がリンラップレーである。 事前の調べでロンラップレーという品種があることは知っていたため、ロンラップレーかと店員さんに聞くが「 No, リンラップレー」だと言うではないか。 タイ語は全くわからないため自分の発音が悪く伝わっていないのかと思い何度か繰り返すが、店員さんの発音を聞くと明確に「ロンラップレー」と「リンラップレー」を言い分けているようである。 確かに、調べてみるとロンラップレーとは別にリンラップレーという品種も存在することがわかった。 とりあえず自分が食べことのない品種が目の前にあるので買わない手はない。 リンラップレーを購入。 今回も価格の記録を忘れてしまったが、こちらも高くはなかった。 品種名: หลินลับแล/Lin Lab-Lae 日本語読み: リンラップレー 品種番号: なし さて、リンラップレーのお味は、、、 ノックラチップに続き、こちらも非常にあっさり。 しかし、ノックラチップと違って甘みも香りも薄い。 あっさり系の代表種といえばモント

ロンラップレーは小ぶりの品種で、この日置いてある在庫も全て小ぶりだ。
棘の生え方や形はどことなくモントーンに似ている。
小ぶりな玉で約2000円程度とタイとしては少し高めだが、高級品種でこの価格は相当安い。
もちろん迷わず購入。

ドリアン入刀。
お尻をカットしてから外側に刃を入れて割っていくのがタイ流。

\ドンっ/
綺麗にパック詰めしてもらう。
まず目に留まったのは小皺の多さだ。


拡大してみるとこの通り。
何ときめ細かな皺だろうか、相当な老樹から取られたドリアンなのだろうか。
完熟収穫が一般的なマレーシアでも遭遇したことのないほどの小皺。
おそらく今まで食べてきたドリアンで一番細かな小皺を持つドリアンだろう。

さて、初めてのロンラップレードリアンのお味は、、、

美味い!!!
かなり完熟に近い状態で、非常に滑らかな食感のドリアンだ。
タイのドリアンにしては珍しく果肉の水分が多めだが、ベチャベチャしておらずちょうど良い水分感だ。
表面の薄皮はしっかりしており、果肉の水分と合わさって噛んだ際にもっちりした食感を感じられる。
このもっちり感は野生種Durio oxleyanusを思い出させる。

風味は爽やか系で、モントーンに似ている。
硫黄系の香りは薄く、フルーツっぽさを強く感じられる。
その分ビターはなく、少し単調な甘さではあるかもしれない。

種はかなり小さく可食部は多い。
矮小化した種によく見られる薄い形状の種ではなく、干し梅のような形をした全体的に小さい種が、少し数が多めに入っているという珍しいタイプだ。

前から気になっていたロンラップレー、なかなか出会うことがなかったがようやく食べることができた。
この品種は強烈な甘さやビターがあるわけではないが、モントーンをより洗練したとも言うべき味や食感で、タイ市場におけるドリアンの一つの理想系なのではないかと感じさせられる。
出回る量が多くないロンラップレー、もし見かけたら少し高めでも一度はご賞味いただきたい品種である。